米PPI発表を受けて、FOMCへの警戒感が高まり売り優勢。 個別では、トヨタ自動車に注目。
2021年 12月 15日
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■12月15日 本日の見出し
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米PPI発表を受けて、FOMCへの警戒感が高まり売り優勢。
個別では、トヨタ自動車に注目。
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■本日の日本株概況
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おはようございます、Kanonです。
昨夜に発表された11月の米生産者物価指数(PPI)の内容を受けて、
米国株式市場では、ハイテク・グロース株を中心に売りが波及しており、
日本株市場でも売りが先行する展開となりそうです。
2万8,000円に近付いた場面では押し目買いが入りやすく、
底堅さを確認した売り方が買い戻しを入れれば
昨日の前場に揉み合った水準である2万8,600円近辺まで
値を戻す可能性もありますが、今夜に米FOMCの結果公表を控えては
同価格帯を超えての上昇は考えにくいでしょう。
一方、個別では、トヨタ自動車が
昨日の大引け後に2030年までにEV向けの投資に4兆円を投じ、
世界販売目標を従来の200万台から350万台に上積みすると発表しています。
小幅高ではありますが、同社は夜間取引で買い優勢の展開となっており、
関連銘柄なども含めて、指数の支えとなる期待ができそうです。
また、11時に中国経済指標の発表も控えていますので、
中国株の動向を横にらみながらの取引が行われる場面も出てきそうです。
中国景気は今年の夏頃から減速感が出ており警戒材料となっていましたが、
足元では「思ったより強い」といった見方が出てきています。
経済指標が好調なものとなれば、
そうした投資家の自信を強める可能性が高く、
関連銘柄に買いが向く期待もできるでしょう。
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■前日の海外概況
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昨夜の米国株式市場で、NYダウ平均は前日比0.3%安の3万5,544ドル18銭、
ナスダック総合指数は同1.1%安の15,237.64ポイントで終了しています。
同日朝方発表の11月の米卸売物価指数(PPI)が
市場予想以上に上昇し、利上げ前倒し観測が改めて広がったことで、
金融政策の正常化が進むと相対的な割高感が意識されやすい
高PER(株価収益率)銘柄への売りが優勢となりました。
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■本日の予定
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《海外》
中国11月鉱工業生産(11:00)
中国11月小売売上高(11:00)
パウエルFRB議長会見
米12月ニューヨーク連銀景気指数(22:30)
米11月小売売上高(22:30)
米10月対米証券投資(12/16 6:00)
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■主要指数
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『米国株』
・NYダウ:35,544.18(-106.77)
・ナスダック:15,237.640(-175.642)
・S&P500:4,634.09(-34.88)
『日本株』
・日経平均株価:28,432.64(-207.85)
・TOPIX:1,973.81(-4.32)
・日経ジャスダック平均株価:3,881.71(-28.52円)
・東証マザーズ指数:993.77(-29.89)
『為替』
・為替:113.72-113.73(+0.01)
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■本日の注目銘柄
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【3931】バリューゴルフ
今期経常を18%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も10円増額。
※こちらはアナリスト注目の銘柄で
推奨ではありません。
by nihontoushikikou4
| 2021-12-15 08:58
| 株式市況
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