利食い千人力
2021年 07月 16日
こんにちわ。
日本投資機構株式会社アナリストの
Kanonです。
先日までの記事は見ていただけましたでしょうか?
利小損大
ほとんどの投資家の方がこのジレンマで負けが嵩んでいます。
利益は小さく、損失が大きい
しかしこのジレンマは以前のお話で解決できるものと思っています。
自己ルールの徹底ですね。
短期投資ではこのルールを鉄の掟として守って頂ければと思います。
そして今回お話するのはいよいよ
爆益確保術の真相に迫っていきます。
以前にも書きましたが
「な~んだ!そんなことか!」
と思う方もいらっしゃるでしょう。
しかし
それがなかなか出来ていない方がほとんどです。
出来ない理由(ワケ)も記載していきますので、ご自身の事を言われていると思って読み進めて頂ければ幸いです。
■利益の陰に潜む魔物
利益が出ているときほど
魔物が現れます。
【1000円で買った株が現在1100円】
『現在含み益10%…利食う?』
でも
『まだ上がりそう』
『せっかく利益出てるのに、下がったら嫌だな…』
この迷いが上値追いを断念させます。
この様な場合の対処法をお伝えします。
利食いという魔物と闘うためには必須
聞いたことはあるけどれども
いまいち使った事がない
逆指値
■逆指値で上値追い
逆指値という用語ご存知ですか?
以外に知らない方も多くいらっしゃいます。
ご存知の方でも多用する方は少ないです。
私は連日
逆指値を繰り返していますので、弊社では一番得意であると自負しています。
逆指値を行うことで
利益を確保しつつ、上値を追い続けることが可能になります。
その前に
逆指値とは?
はじめてお聞きになった方もいらっしゃるかもしれませんのでご説明しておきますね。
通常の売り指値は
株価が上昇中に目標とする株価を指示して注文する方法です。
つまり
1000円で買った株を1500円で売りたければ
「1500円まで株価が上がれば売りますよ!」
と予約をすることが可能です。
これが通常の指値注文です。
逆指値はその名の通り逆です。
1000円で買った株が
「900円まで株価が下がったら売りますよ!」
と予約するものです。
※逆指値に対応していない地場証券やネット証券もあります。
本来は損失をルールの範囲内に収めるため
損失を拡大させないために多く使われますが
上値を追う場合でも活躍する注文方法ですので是非この機会に覚えておいてください。
分かりやすく
チャートを使って説明していきましょう。
■目標設定
100万円の投資金を
つまり株価2倍で100万円儲けることが目標
これは約3か月で、株価2.5倍になった銘柄のチャートです。
矢印のところ(1000円)で(1000株)買えたと仮定してお話を進めていきますね。
株価は順調に上昇していきます。
買い付け(1000円×1000株)てから三日後
①のライン
(1100円)で約10%の利益が出た状態になりました。
しかし、まだあがりそうです。
中長期運用で株価2倍を目指すためにここは我慢。
そこで
②のライン
当日安値となる箇所(1060円)で逆指値をしましょう。
これで最低でも6万円利益は確保しました。
6万円勝ちを決定させた状態で更なる上値を追います。
■DEVILZONE
③のライン
上値追いが成功!現在30%の利益獲得(30万円)の含み益
このあたりが一番興奮するところです。
今売れば30万円の利益は確保できます。
しかし
目標は100万円の利益を出すことですので
ルールを曲げてはいけません。
最初の逆指値の予約を解除し
再度逆指値を指し直ししましょう。
④のライン
次は買値から15%となる(1150円)で指値を入れます。
なぜここで30%の利益の半分の15%なのか?といいますと
経験上
30%以上の急上昇をした場合には
過熱感から利確売りが殺到しやすくなる傾向が強いです。
これは投資家心理でもあり
ほとんどの投資家がこのあたりで怖くなってくるのです。
『もうこれ以上はあがらないかも…』
『利益出たし利確だ!』
これが“魔物”です。
私はこのゾーンを
DEVIL★ZONE
と命名しています。笑
悪魔のささやきに耐える精神力をもって
買値から15%の箇所で逆指値をする勇気をもちましょう。
この時点で
最低でも15万円勝ちが決定していますので、欲ばらずに追いかけることが
■ルール順守で満足結果を得る
予想通り安値から35%付近まで上昇すると
悪魔のささやきにより約12%急落するも逆指値にはまだひっかかっていません。
この様な場合
大抵は下げ止まったところからもう一段の上昇が期待できます。
そして予想通り緩やかに上昇していきます。
⑤のライン
買値から50%まで行けばもう株価X倍は目の前です。
⑥のライン
40%付近で逆指値
そしてここからは10%上昇するたびに逆指値の金額を10%上に切り上げていくだけです。
⑦のライン見事株価2倍となる
2000円に到達!
ここでやっと利食いです。
おめでとうございます。
結果としてこの銘柄はその後も上昇し
3カ月で株価2.5倍を達成しています。
この手法を継続していけば
目標は2倍
ルールを順守した結果ですので
大満足の結果となったはずです。
■株価X倍を狙う際の銘柄選定ポイント
私が中長期目線で上値追いする際に重視する選定ポイントを特別にお教えしますね。
・時価総額100億円以下
・黒字企業で無借金経営
・株価500円~1000円付近の底値形成がチャートで見える銘柄
・なんらかの要因で理論株価を下回っている場合(大チャンス)
これを軸にして分析していきます。
勿論これだけでは根拠に乏しいので
テクニカル分析に関しては第一章で散々説明してますので
ここでは割愛します。
そしてこれは、私オリジナルですが
「企業価値が上がるためには
『この会社のこの分野をやめてしまえばもっと業績あがるのに!』
『この会社とこの会社がM&Aとかすれば…』
など、なんでもよいです。
株は未来の価値に先行投資するものですよね?
未来に何がおこるのか?予知することが出来ればこれほど簡単な事はありません。
かといって占い師が株で常勝出来るわけではありません。
しかし
たまに本当に予想が当たったりもしますので、その時は
【してやったり!】
とどや顔で自慢しましょう。笑
想像で会社を大きくすることは違法ではありませんし
会社をつぶすことも違法ではありません。
ただです。
無料です。
想像することは企業に対する自身のイメージUPや
自身の分析能力の向上にもつながりますのでたくさんいろんなことを想像してみましょう。
■まとめ
逆指値を活用することで大きな利益を狙うことが出来ます。
上昇過程に入ってしまえばノーリスクとなります。
ノーリスクハイリターン
つまり最低限の利益を確保した時点で
この運用方法は
必勝法となります。
注意点としては
この運用方法の中でもルールを厳守すること。
『この辺で利食いでいいか!』
『欲張った株価で逆指値してしまう』
悪魔のささやきに負けない精神力を持てば
株価10倍も夢ではありません。
投資において
利益を阻害する最大の敵は
自分
なのです。