9月7日(月)東京市場大引け。米国株市場が休場で手控えムードが広がる。
2020年 09月 07日
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■9月7日 本日の見出し
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米国株市場が休場で手控えムードが広がる。
米経済指標改善を好感して景気敏感株は底堅い。
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■本日の相場概況
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『国内』
7日の東京株式市場で日経平均株価は、
前日比115円48銭安の2万3,089円95銭と続落。
7日の米国株市場がレーバーデーで休場となるなか
手控えムードが広がり、上値の重い展開となりました。
前週末に発表された8月分の米雇用統計が
市場予想以上に好調な結果となり、
景気敏感株などには買いが入りましたが、
寄与度の高いソフトバンクグループや
ハイテク株への売りが指数を押し下げています。
コロナ禍でも上昇していた銘柄へ
利益を確定する売りが優勢となり、
日経ジャスダック平均、東証マザーズ指数も続落しています。
『海外』
7日午前の中国・上海株式相場は小幅続落。
米中対立への警戒感からハイテク株に売りが優勢となりました。
『為替』
7日14時の東京外国為替市場で円相場は1ドル=106円25銭近辺と円安に傾倒。
米雇用統計の改善を好感した円売りが先行しましたが、
その後は米国市場が休場ということもあり
値動きは限定的となりました。
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■明日の日本株見通し
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アナリストのKanonです。
本日の日経平均株価は上値の重い展開となりました。
これまで世界の株式市場をけん引してきた
ナスダック指数が前週末に崩れたこともあり
明日夜の米国株市場の動きを見ない限りは、
株式市場全体のトレンドの切り返しは
判断しにくいと言わざるを得ません。
また、米国株市場が切り返すかどうかは、
先週末の下落要因の一つである
米経済対策がどうなるかにも左右されるでしょう。
経済対策については、与野党の対立によって
なかなか前に進まない状況が続いており、
8日より再開される米議会に注目が集まります。
国内に目を向けますと、本日の軟調な地合いのなかでも、
菅官房長官の提言する「デジタル庁」に関連すると見られる銘柄や、
本日場中に伝わりました「東京五輪は新型コロナの感染状況に
関わらず開催する」といった報道を材料視した
インバウンド、オリンピック関連銘柄への物色など
個別株を物色する動きは見られております。
日本株は世界の景気敏感株とも呼ばれ、
新型コロナで低迷した世界景気の底入れを
素直に好感しやすい面もありますので、
日経平均株価の相対的な底堅さや、
個別株への買いには引き続き期待が高いでしょう。
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■明日の予定
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『国内』
7月家計調査(8:30)
7月毎月勤労統計調査(8:30)
4-6月期GDP確報値(8:50)
8月景気ウォッチャー調査(14:00)
5年国債入札
『海外』
米7月消費者信用残高(9/9 4:00)
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■主要指数
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『海外』
・NYダウ:28,133.31 (-159.42)
・ナスダック:11,313.135 (-144.966)
・S&P500:3,426.96(-28.10)
・為替 ドル円:106.25-106.26(+0.09)
『国内』
・日経平均株価:23,089.95(-115.48円)
・TOPIX:1,609.74(-6.86)
・日経ジャスダック平均株価:3,522.42(-7.68)
・東証マザーズ指数:1,117.45(-22.45)
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