8月20日(木)東京市場大引け。薄商いのなか日銀による買いにも期待できず、下げ幅を拡大。
2020年 08月 20日
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■8月20日 本日の見出し
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FOMC議事要旨の発表を受けて景気回復に不透明感。
薄商いのなか日銀による買いにも期待できず、下げ幅を拡大。
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■本日の相場概況
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『国内』
20日の東京株式市場で日経平均株価は
前日比229円99銭安の2万2,880円62銭と反落。
前日の米株式市場でFRBが公表した
FOMC(連邦公開市場委員会)議事要旨を受けて
景気回復への不透明感が意識され売りが先行。
前場のTOPIXの下落率は前日比で0.499%にとどまり
市場参加者が日銀によるETF買いの発動基準としている
0.5%安に届かなかったため後場も軟調な展開となりました。
新興市場でも利益を確定する売りが優勢となり、
日経ジャスダック平均、東証マザーズ指数も反落しています。
『海外』
20日午前の中国・上海株式相場は続落。
政府系新聞の「中国証券報」が
「全面的な預金準備率引き下げの可能性が低下した」と報じ、
金融緩和期待の後退が相場の重荷となりました。
『為替』
20日14時の東京外国為替市場で円相場は1ドル=106円02~04銭と円高に傾倒。
19日発表の7月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨から
米連邦準備理事会(FRB)が追加緩和に積極的でないとの
受け止めが広がり、ドルに買い戻しが入っています。
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■明日の日本株見通し
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アナリストのKanonです。
本日もお疲れさまでした。
本日は売りが優勢となったものの、
今週は売買代金が2兆円に満たない日が続いており、
薄商いのなかで上値の重さを嫌気した
短期的な先物売りが出たような恰好でしょう。
日経平均株価のチャートを見ますと、
2万2,669円近辺に25日移動平均線が位置しているため
この辺りが良い「押し目」になる期待もできます。
また、個別株にも利益を確定する売りが優勢となり、
新興市場の指数も反落していますが、
前日の上昇分ほどは下落していない銘柄も多いです。
そういった銘柄については調整の範囲内として
過度に懸念せず、場合によっては買い増しをして
引き続き利益を狙っていければと思います。
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■明日の予定
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『国内』
7月全国消費者物価指数(8:30)
7月訪日外客数
『海外』
米7月中古住宅販売(23:00)
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■主要指数
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『海外』
・NYダウ:27,778.07 (-66.84)
・ナスダック:11,210.843 (+81.118)
・S&P500:3,389.78(+7.79)
・為替 ドル円:105.32-105.33(-0.20)
『国内』
・日経平均株価:23,110.61(+59.53円)
・TOPIX:1,613.73(+2.88)
・日経ジャスダック平均株価:3,477.03(+9.73)
・東証マザーズ指数:1,119.03(+32.17)
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