東京市場大引け『市況』by日本投資機構株式会社 評判
2019年 12月 04日
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■12月4日 本日の見出し
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トランプ米大統領の発言を受け、
米中貿易摩擦の長期化を懸念した売りが優勢に。
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■本日の相場概況
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『国内』
4日の東京株式市場で日経平均株価は、
前日比244円58銭安の2万3,135円23銭と続落。
トランプ米大統領の「米中貿易協議の合意について
大統領選後まで待ってもいい」との発言を受け、
協議の長期化が懸念され、売りが先行する展開となりました。
米政府による対中関税「第4弾」の残りの部分の発動期限が
15日であることも、様子見ムードを強める要因に。
後場からは、日銀によるETF買い観測が支えとなり、
下げ幅を縮小して終了しています。
米中摩擦の動向に影響を受けづらい新興株には
個別物色の矛先が向き、日経ジャスダック平均は続伸、
東証マザーズ指数は反落しています。
『海外』
4日午前の中国・上海株式相場で上海総合指数は反落。
トランプ米大統領の発言を受けて
投資家心理が悪化し、売りが優勢となりました。
『為替』
14時時点の東京外国為替市場で円相場は、1ドル=108円58~59銭と円高に傾倒。
トランプ米大統領が3日に中国との
貿易協議の合意を先送りする可能性を示唆したことで、
米中協議の長期化懸念が改めて強まり
「低リスク通貨」とされる円には買いが優勢となりました。
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■明日の日本株見通し
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アナリストのKanonです。
今夜には米11月ADP全米雇用リポート、
ISM非製造業指数の発表を控えます。
昨夜の米国株市場で押し目が買われた理由のひとつに、
「好調な年末商戦に関する報道が伝わり
米景気の底堅さが意識されたこと」が挙げられますので、
今夜の指標発表が裏付けとなるか注目したいです。
無事指標発表を通過すれば
米中通商協議への警戒感が強いなかでも
影響を受けにくい個別株が物色される
相場が続く期待ができるでしょう。
12月はIPO(新規上場)が続くことも追い風となりそうです。
ただし、昨日今日の下げ相場で
チャートが崩れてしまっている銘柄については
一旦撤退する必要がある場合も。
特に高値圏にいる銘柄は
買値に戻らない可能性も考慮すべきでしょう。
判断に迷われた際はお気軽にご連絡ください。
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■主要指数
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『海外』
・NYダウ:27,502.81 (-280.23)
・ナスダック:8,520.643 (-47.344)
・S&P500:3,093.20 (-20.67)
・為替 ドル円:108.57-108.58(-0.52)
『国内』
・日経平均株価:23,135.23(-244.58円)
・TOPIX:1,703.27(-3.46)
・日経ジャスダック平均株価:3,700.53(+10.72)
・東証マザーズ指数:912.66(-2.66)
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■明日の予定
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『国内』
10年国債入札
『海外』
米10月貿易収支(22:30)
米10月製造業受注(12/6 0:00)
OPEC定例総会
休場:タイ
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