東京市場大引け『市況』by日本投資機構株式会社 評判
2019年 10月 21日
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■10月21日 本日の見出し
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業績の底入れが確認できると期待した買いが優勢に。
高値警戒感や英国のEU離脱を巡る不透明感から上値では利確売りも。
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■本日の相場概況
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『国内』
21日の東京株式市場で日経平均株価は、
前日比56円22銭高の2万2,548円90銭と続伸。
今週から本格化する主要企業の19年4~9月期決算発表を前に、
業績の底入れが確認できると期待した買いが優勢となり、
終値ベースでは連日で年初来高値を更新する展開となりました。
ただ、高値警戒感や英国のEU離脱を巡る不透明感から
上値では利益を確定する売りも波及。
また、追加の売買材料に乏しいなかで、
日中の値幅は約65円と小動きにとどまっています。
売買材料が出た銘柄やテーマ性のある銘柄が物色され
日経ジャスダック平均、東証マザーズ指数も続伸して終了しています。
『海外』
21日午前の中国・上海株式相場で上海総合指数は小幅続落。
景気減速を懸念する売りがやや優勢となりましたが、
中国人民銀行が毎月発表する銀行貸し出しの指標である
最優遇貸出金利(LPR)を据え置いたため、
貸出金利の低下による利ざやの縮小懸念が和らぎ、
銀行株に買いが入ったことが相場の下支えとなりました。
『為替』
14時時点の東京外国為替市場で円相場は、1ドル=108円52~53銭近辺と円高に傾倒。
中国の景気減速への懸念から円買いがやや先行しましたが、
追加の材料に不足するなかで小動きとなっています。
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■水曜日の日本株見通し
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アナリストのKanonです。
本日は高値圏で小動きとなった日経平均株価。
現在の下支えの強い相場は、
需給面の良好さや日本株の割安感に支えられていると見ており、
トレンドが続く限りは基本的に買いで
ポジションを取っていっていいかと見ています。
足元で相場調整のきっかけになる可能性のある材料としては、
英国の欧州連合離脱に関する不透明感が挙げられますが、
不透明感は残るものの
「一時より見通しが良くなっている」との見方も多く、
過度には懸念されていません。
スケジュール面で注目をしているのは、
今月のFOMCと来月中旬にAPECにあわせて
予定される米中首脳会議です。
FOMCについては、
クラリダ副議長が「米国経済は明確なリスクに直面している。
成長を維持するため適切に行動する」と述べるなど
追加の利下げに前向きな姿勢を示しておりますので
今月も利下げが行われるとの見方が多いです。
ただ、次回以降の利下げとなると不透明感もございますので、
FRBがどこまで緩和政策を続けてくれるのか発言を見極めたいです。
米中首脳会議については、
日程が近づくとヘッドラインに左右されて
相場が乱高下しやすくなるので注意しましょう。
また日程が近づいて参りましたら注意喚起していきますね。
全体が大きく調整しない限りは
好業績銘柄を中心に循環物色されていくと見ていますので、
積極的な売買を進めていっていただければと思います。
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■主要指数
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『海外』
・NYダウ:26,770.20ドル (-255.68)
・ナスダック:8,089.543 (-67.310)
・S&P500:2,986.20 (-11.75)
・為替 ドル円:108.50-108.51(-0.14)
『国内』
・日経平均株価:22,548.90円(+56.22円)
・TOPIX:1,628.60(+6.61)
・日経ジャスダック平均株価:3,438.11(+8.12円)
・東証マザーズ指数:845.21(+4.85)
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■水曜日の予定
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『海外』
米8月FHFA住宅価格指数(22:00)
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