東京市場大引け『市況』by日本投資機構株式会社 評判
2019年 10月 09日
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■10月9日 本日の見出し
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米中摩擦が難航しそうとの観測から売り先行。
売り一巡後は買戻しが入り下げ幅を縮小して終了。
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■本日の相場概況
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『国内』
9日の東京株式市場で日経平均株価は、
前日比131円40銭安の2万1,456円38銭と反落。
米中摩擦を巡るネガティブなニュースが嫌気され
米国株が下落した流れを引き継ぎ、
寄りつきから売りが先行する展開となりました。
セクター別では米中貿易摩擦の影響を受けやすい
半導体関連銘柄に、前日の上昇に対する売りが目立ちました。
ただ、売り一巡後は上海総合指数が下げ渋ったことや、
米株価指数先物がプラス圏で推移したことが支えとなり
下げ幅を縮小して終了しています。
新興市場でも個人投資家はリスク回避姿勢を強め、
日経ジャスダック平均、東証マザーズ指数も下落。
『海外』
9日午前の中国・上海株式相場で上海総合指数は小幅に反落。
10日からの米中貿易協議が難航しそうとの観測が重荷となりましたが、
政府による追加の景気対策への期待から下げ渋って推移しています。
『為替』
14時時点の東京外国為替市場で円相場は、1ドル=107円14~15銭近辺と円高に傾倒。
米中貿易協議の楽観論が後退したことで
リスク回避の円買いが先行する展開となりました。
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■明日の日本株見通し
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アナリストのKanonです。
本日の日本株市場は下落して始まったものの、
徐々に下げ幅を縮小して終了となりました。
米国株に比べて割安感の強い日本株は
行き先のなくなった資金の
逃避先になっている可能性が高いでしょう。
10~11日に米中の閣僚級通商協議を控え
ヘッドラインに左右されての乱高下は続きそうですが、
引き続き下げた場面では少しずつ買っていく方向で
対応していければと思います。
また、今週末の日本市場は3連休となりますので、
リスク回避のため多少持ち高を落としておくといいでしょう。
足元で上昇している銘柄などは
小幅でも利益確定を考えていければと思います。
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■主要指数
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『海外』
・NYダウ:26,164.04ドル (-313.98)
・ナスダック:7,823.778 (-132.56)
・S&P500:2,893.06 (-45.73)
・為替 ドル円:107.18-107.19(+0.03)
『国内』
・日経平均株価:21,456.38円(-131.40円)
・TOPIX:1,581.70(-4.80)
・日経ジャスダック平均株価:3,398.94(-0.60円)
・東証マザーズ指数:866.28(-9.68)
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■明日の予定
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『国内』
9月企業物価指数(8:50)
8月機械受注(8:50)
9月都心オフィス空室率(11:00)
30年国債入札
『海外』
米中閣僚級通商協議(~10/11、ワシントン)
ノーベル文学賞発表
米9月消費者物価指数(21:30)
米30年国債入札
休場:台湾(~10/11)
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