東京市場大引け『市況』by日本投資機構株式会社 評判
2019年 07月 18日
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■7月18日 本日の見出し
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米中摩擦への懸念再燃、企業業績の下方修正リスクも意識される。
リスクオフムードが波及しVIX指数上昇、株式相場は軟調な展開に。
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■本日の相場概況
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『国内』
18日の東京株式市場で日経平均株価は
前日比422円94銭安の2万1,046円24銭と大幅続落。
前日の米国株安や為替の円高進行を嫌気した売りが先行し、
じりじりと下げ幅を拡大する展開となりました。
トランプ米大統領が必要なら新たに3,250億ドル相当の
中国製品に関税を可能性があると発言したことで
米中摩擦が世界経済に与える影響が懸念されています。
米国の7月利下げ期待を織り込んだ円高進行が、
為替に連動した先物売りを加速させた面も。
国内企業の業績下方修正リスクも意識され
日経平均株価が一時節目とされる2万1,000円を
割り込む場面も見られました。
日経ジャスダック平均株価、東証マザーズ指数も下落していますが、
好材料を発表した銘柄には買いが入り
日経平均株価よりも下落率は小さくなっています。
『海外』
18日午前の中国・上海株式相場で上海総合指数は続落。
米中貿易協議の停滞懸念が広がるなか、
企業の決算発表本格化を前に持ち高調整の売りが優勢となりました。
『為替』
14時時点の東京外国為替市場で円相場は、1ドル=107円70~71銭近辺と円高に傾倒。
日経平均株価の下落と歩調を合わせた円買いが優勢となり、
10時過ぎには107円64銭近辺とおよそ2週間ぶりの高値をつけました。
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■明日の日本株見通し
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日経平均ボラリティー・インデックス(VI)は
12日に13.12と2017年8月以来の低水準をつけましたが、
本日16.46に急上昇しています。
きっかけは17日発表の6月の米住宅着工件数で、
低金利にもかかわらず2ヶ月連続でマイナスとなり
米景気の先行き不透明感が強まったほか、
これまで発表があった米銀の4~6月期決算では、
一部で金利収入の減少が明らかになっており、
利下げ後に金融機関が貸し渋りはじめ
経済が停滞するとして懸念されている面も。
ボラティリティーが上昇すると連動して株式の持ち高を減らす
リスク・パリティ戦略を取っているファンドの売りが出る可能性が高く
今夜の米国株も軟調な展開が想定されます。
明日は週末ですので手仕舞い売りも出やすいと見ており、
日経平均株価は2万1,000円を割り込み
下値を模索する可能性もあるでしょう。
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■主要指数
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『海外』
・NYダウ:27,219.85ドル (-115.78)
・ナスダック:8,185.206 (-37.591)
・S&P500:2,984.42 (-19.62)
・為替 ドル円:107.71-107.72(-0.55)
『国内』
・日経平均株価:21,046.24円 (-422.94円)
・TOPIX:1,534.27(-33.12)
・日経ジャスダック平均株価:3,429.34 (-15.72円)
・東証マザーズ指数:881.79(-21.84)
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■明日の予定
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『国内』
6月消費者物価指数(8:30)
5月全産業活動指数(13:30)
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■株式2.0参加者様へワンポイント!
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アナリストの江口です。
推奨中銘柄で売却推奨を出していないものは
依然として上昇期待がありますが、
時間がかかってしまう可能性も。
あまり資金に余裕がない場合は
一旦撤退しポジションを空けておくことも
視野にご検討いただければと思います。
また、日経平均株価が下げ止まるまでは無理に買わずに
ここぞというときに買い付けられるように
余力を空けておくのがいいでしょう。
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