東京市場寄付き『市況』by日本投資機構株式会社 評判
2019年 06月 11日
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■6月11日 本日の見出し
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米利下げ期待が米国株を支えていますが、
米中摩擦激化が懸念され上値の重い展開に。
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■本日の日本株見通し
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トランプ米大統領は、
中国の習近平国家主席が20ヵ国・地域(G20)首脳会合での
会談に応じない場合、25%の関税もしくは
「25%よりはるかに高い」関税を
中国からの輸入品約3,000億ドル(約32兆5,000億円)相当に
賦課する可能性があると述べています。
前日に中国側からG20での
米中会談の予定はないとの報道があったため、
関税発動をちらつかせて
習近平国家主席を交渉のテーブルに
引きずり出す意図が感じられます。
同時に、中国との最終的な貿易合意に
華為技術(ファーウェイ)が含まれる可能性を再び示唆しています。
G20での米中会談が実施されなければ
そのまま両国の交渉が決裂、協議再開見通しも立たず、という
シナリオをたどる可能性も。
月末のG20が近づきつつあるだけに、警戒感が強まってきています。
前日の米国株が上昇し、日経平均株価も節目を上回ったことから
下支えの強さには期待ができますが、
指数が続伸を続けているため、
上値では戻り待ちや利益確定の売りが出やすいとして
本日の相場を見ていきます。
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■前週末の海外概況
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『NYダウ工業30種平均』
10日のNY株式市場で、ダウ工業株30種平均は
前週末比78ドル74セント高の2万6,062ドル68セントと続伸。
トランプ米大統領が7日夜に
メキシコからの前輸入品への関税発動を見送ると発表し、
株の買い安心感につながりました。
リスク回避の際に買われやすい米国債が売られ、
長期金利が上昇したことで、金融株に買いが入っています、
クアルコムやマイクロン・テクノロジー、
エヌビディアなど半導体株がけん引する形で
ナスダック総合株価指数も続伸しています。
『為替』
10日のNY外国為替市場で円相場は、1ドル=108円40~50銭と円安に傾倒。
米国の対メキシコ関税の発動見送りを受けて
円売り・ドル買いが進んでいます。
『日経平均先物』
10日のシカゴ日経平均先物は前週末比85円高の2万1,120円と続伸。
米国の対メキシコ関税発動の回避を受け投資家心理が上向き、
米株とともに買いが入っています。
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■主要指数
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『海外』
・NYダウ:26,062.68ドル (+78.74)
・ナスダック:7,823.169 (+81.068)
・S&P500:2,886.73 (+13.39)
・為替 ドル円:108.38-108.39(-0.28)
『国内』
・日経平均株価:21,134.42円 (+249.71円)
・TOPIX:1,552.94(+20.55)
・日経ジャスダック平均株価:3,362.68円 (+18.03円)
・東証マザーズ指数:894.91(+10.59)
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■本日のイベント
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『国内』
5月マネーストック(8:50)
5月工作機械受注(15:00)
『海外』
米5月生産者物価(21:30)
米ゲーム見本市「E3」(ロサンゼルス、~6/13)
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■決算発表
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アスカネット、グッドコムA、JPNミート、
ネオジャパン、三井ハイテ、トーホー、
きんえい、シーイーシー、丹青社
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■本日の注目銘柄
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・【7676】グッドスピード
4月のIPO銘柄。3,000円割れ底に株価が切り返す。
・【5952】アマテイ
低位株としての物色人気で前日に大幅高に。
・【4312】サイバネット
25日線で下げ止まり、短期的な反発に期待。
※アナリストの注目銘柄、話題株のご案内で
売買推奨ではございません。
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■株式2.0参加者様へワンポイント!
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おはようございます、アナリストのKanonです。
本日はほぼ横這いの相場となりそうですが、
逆に短期的に物色されている銘柄が分かりやすい面も。
あまり動かない銘柄は早めに切り替えて
値売動きの良いもので利益を狙っていければと思います。