東京市場大引け『市況』by日本投資機構株式会社 評判
2019年 04月 26日
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■4月26日 本日の見出し
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米インテル決算や鉱工業生産指数の低下を嫌気し、
景気敏感株を中心に売りが波及する展開に。
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■本日の相場概況
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『国内』
26日の東京株式市場で日経平均株価は
前日比48円85銭安の2万2,258円73銭と反落。
前日の米国株市場で
NYダウ平均やS&P総合500が下落したことや
為替がやや円高方向に振れたことを嫌気し
売りが先行する展開となりました。
また、経済産業省が26日朝方に発表した
3月の鉱工業生産指数は前月比0.9%低下と市場予想を下回り、
生産の基調判断を「弱含み」に下方修正したことも、
企業業績の先行きへ懸念感を高める要因となりました。
昼休み時間帯に中国・上海株式相場が下げ幅を広げたほか、
韓国や台湾などアジア各国・地域の株価指数が下落したことも
投資家心理を悪化させています。
セクター別では、半導体関連に売りが目立っておりますが、
米インテルが発表した第2四半期の売上高見通しが
アナリスト予想を下回ったことで、
同社の株価が時間外取引で5%下落したことが要因でしょう。
一方で、10連休に備えてディフェンシブ銘柄に
資金を移そうとの心理がはたらいた模様で、
景気敏感株を売って、内需株を買う動きも。
内需系の中小型株が物色されたことで
ジャスダック平均株価、東証マザーズ指数は続伸しています。
『海外』
26日午前の中国・上海株式相場は続落。
政府による預金準備率の引き下げなど
さらなる金融緩和への期待が後退するなかで、
大型株を中心に利益確定売りが優勢となっています。
『為替』
14時時点の東京外国為替市場では、
1ドル=111円67銭近辺と円高に傾倒し小動き。
ユーロや新興国通貨の下げが投資家心理の悪化を招き、
対ドルでの円買いに繋がりましたが
買い一巡後は今夜の1~3月米実質国内総生産(GDP)速報値発表や、
26~27日の日米首脳会談を控えて様子見姿勢が広がっています。
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■10連休明けの日本株見通し
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ここ数日の日経平均株価は
2万2,000円を支えに底堅い値動きが続けています。
海外要因次第でもは上にも下にも動く可能性があり、
投資家心理としては連休を前にしても
持ち高を傾けにくかったと言えるでしょう。
米国株に高値警戒感があるなかで
資金が次なる投資先を探している状況ですので、
海外で株式相場が崩れるようなことがなければ
割安感の強い日本株の資金流入にも期待ができるとして
10連休明けの相場を見ていきます。
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■主要指数
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『海外』
・NYダウ:26,462.08ドル (-134.97)
・ナスダック:8,118.682 (+16.667)
・S&P500:2,926.17 (-1.08)
・為替 ドル円:111.69-111.70円 (-0.14)
『国内』
・日経平均株価:22,258.73円 (-48.85円)
・TOPIX:1,617.93(-2.35)
・日経ジャスダック平均株価:3,453.10円 (+4.63円)
・東証マザーズ指数:944.63 (+0.50)
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■株式2.0参加者様へワンポイント!
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アナリストの江口です。
平成最後の相場が終了となりました。
元号が令和に代わるに当たって
相場の流れや注目されるテーマが
変化していくことも想定されます。
連休中には
4月29日から5月3日までの5日間、
新たな時代に大幅利益を狙うために
役に立つこと間違いなしの
レポートをメールにてお送りしますので
是非ご覧いただければと思います。