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東京市場大引け『市況』by日本投資機構株式会社

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■2月20日 本日の見出し
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米中通商協議進展期待から世界的に楽観ムードが継続。
個人投資家の余力が回復しつつありテーマ株などに物色も。

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■本日の相場概況
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『国内』

20日の東京株式市場で日経平均株価は
前日比87円81銭高の2万1,390円46銭と続伸。

前日の米株式市場で主要3指数が上昇したことから
リスクオンムードが継続しております。

貿易摩擦解消を巡る交渉が進むとの期待から
非鉄金属や海運など景気敏感株に買いが入ったほか、
年初来の上げ相場で比較的出遅れていた
医薬品株の上昇も目立ちました。

朝方に財務省が発表した1月の貿易統計速報では
中国向けの輸出が前年同月比17.4%減となりましたが
予想の範囲内として市場の反応は限定的です。

外国為替市場で円が110円まで上昇した場面では
連動しての先物買いが入り相場を押し上げました。

一方、【7267】ホンダが英国工場での生産を
2021年中に終了すると正式に発表したことで
生産再編が評価され上昇しましたが、
欧州の景気減速への懸念感を意識させる要因に。

半年先の景気を占う経済協力開発機構(OECD)の景気先行指数で、
欧州地域は昨年12月まで14カ月連続で前月から低下しています。

日本株全体との連動性は限定的ではありますが、
欧州比率の高い銘柄については先行き不透明感が拭えない状況。

また、上値では利益確定売りが出やすく上げ幅を縮小する場面も見られました。

相場上昇で個人投資家が余力を回復していることから
テーマ株など人気のある銘柄へ物色の矛先が向き、
日経ジャスダック平均株価、東証マザーズ指数も小幅続伸しております。

『海外』

20日午前の中国・上海株式相場で上海総合指数は小幅に反落。

指数が2月に入り6%超も上昇しているだけに高値警戒感が強く、
利益確定売りがやや優勢となっています。

『為替』

14時時点の東京外国為替市場では、1ドル=110円81銭近辺と円安に傾倒。

日経平均株価の上昇に歩調を合わせた円売りが出たほか
本日は商業決済が集中しやすい五・十日に当たるため
輸入企業のドル買い・円売りが優勢となった面もあるでしょう。

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■明日の日本株見通し
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寄り付き前に財務省が発表した
1月貿易収支は1兆4,152億円の赤字となり、
4カ月連続の赤字、市場予想を上回る赤字幅に。

中国向け輸出が大きく減少しており、
貿易戦争が日本にも影響を及ぼしていることが
明らかになってきています。

米中が通商協議で合意に至れば改善する期待はできますが、
企業の収益悪化、設備投資への影響懸念はしばらく続くでしょう。

また、USBグローバル・ウェルス・マネジメントは
円相場が「かなり過小評価」されているとして
再び上昇に向かとの見通しを示しており、
円高リスクへの警戒は必要だと見ております。

とはいえ、景気減速は既に織り込みつつあり
企業決算を通過したことで
アク抜け感も強まっているタイミング。

米中の通商協議に対する楽観ムードも引き続き支えとなり
下支えの強い展開に期待ができるとして
明日の相場を見ていきます。

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■主要指数
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『海外』

・NYダウ:25,891.32ドル (+8.07)

・ナスダック:7,486.766 (+14.356)

・S&P500:2,779.76 (+4.16)

・為替 ドル円:110.83-110.84円 (-0.17)

『国内』

・日経平均株価:21,390.46円 (+87.81円)

・TOPIX:1,611.07(+4.55)

・日経ジャスダック平均株価:3,438.51円 (+7.37円)

・東証マザーズ指数:890.64 (+7.63)

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■明日のイベント
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『国内』

12月全産業活動指数(13:30)
2月の月例経済報告

『海外』

米12月耐久財受注(22:30)
米2月フィラデルフィア連銀製造業景況感指数(22:30)
米1月中古住宅販売(2/22 0:00)
米1月景気先行指数(2/22 0:00)

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■株式2.0参加者様へワンポイント!
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アナリストの江口です。

国内決算発表を通過したことで
好決算銘柄への買いが一巡し
テーマ株へ資金が向きつつある印象です。

投資家心理が楽観的に傾いていることから
新興市場も好調な推移を見せておりますので
短期で利益を取るチャンスでしょう。

動きがない銘柄については早めに売却し、
新しい銘柄に載せ替えを推奨するなどして
ご利益を取っていただけるように
分析者一同頑張ってまいります。
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by nihontoushikikou4 | 2019-02-20 16:19 | 株式市況 | Comments(0)

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